修学旅行で県内を訪れている台湾の高校生が、大分の高校生と空手の体験などを行い、交流を深めました。

大分県は、国際交流や観光の誘致などを目的に、日本の修学旅行にあたる海外からの「教育旅行」の受け入れを進めています。

2日からは、台湾・新竹市の高校の1年生から3年生あわせて34人が「教育旅行」で県内を訪れていて、生徒たちは、4日、現地の高校との交流のため、大分市の大分東明高校を訪問しました。

交流の中では空手の体験が行われ、まず、生徒たちは、市内で空手道場を開いている大分東明高校の教諭から礼のしかたを教わりました。

また、台湾の生徒が正拳突きで木の板を割ることに挑戦し、1度で成功して笑顔を見せる生徒もいれば、何度か挑戦したものの、板を割れず、手を痛そうにしている生徒もいました。

その様子を見ていた日本の生徒は、台湾のことばで「頑張れ」を意味する「加油(ジャーヨウ)」と声をかけて応援していました。

台湾の高校の男子生徒は、「板を割れて楽しかったです。思ったよりも力を入れる必要がありました」と話していました。

大分東明高校の男子生徒は、「台湾の生徒と日本の漫画が好きという話で盛り上がって、互いを分かりあえた気がしました」と話していました。

このあと、台湾の生徒たちは、日本の伝統文化として、柔道や書道も体験したということです。