（台北中央社）教育部（教育省）の働きかけにより、台湾と日本の高校が教育交流を始めてから今年で20周年となったのを記念したイベントが1日、北部・台北市の華山1914文化創意産業園区で始まった。同部ではイベントを通じて台湾を訪問する日本の高校生の誘致に取り組む方針だ。
同部はグローバル時代の到来を受け、2002年から積極的に海外への教育旅行を奨励。台日間では同年10月、東部・台東県などの高校5校が第1陣として九州を訪問したのを皮切りに、19年までに台湾から約10万人、日本から約37万人の生徒や教職員らが相互訪問したという。
会場では14日まで回顧展が開かれている他、イベント期間中には日本側の関係者を招いた関連フォーラムや台日の姉妹校による友好宣言への調印も行われる予定。
11月30日に開かれた開幕式典で潘文忠（はんぶんちゅう）教育部長（教育相）は、今年10月10日の双十国慶節（中華民国の建国記念日）の祝賀式典で行われた京都橘高校吹奏楽部のパフォーマンスに触れ、台日教育交流の新たな20年の始まりだといえると指摘。今後の交流深化に期待を寄せた。
交通部（交通省）観光局の林信任副局長は、若い時から台湾に来れば、卒業後に社会人となった後にも再び訪問してもらえる機会があるとし、台湾観光の大きなパワーになると語った。
（陳至中／編集：齊藤啓介）
出典：https://japan.focustaiwan.tw/culture/202212060003
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