【入所のお年寄りらに歌唱を披露する華岡芸術学校生=津市殿村の介護老人保健施設トマトで】
(伊勢新聞)【津】津まつり(10―12日)の「安濃津よさこい」参加のため台湾から来津した私立華岡芸術学校(台北市)の生徒34人が10日、津市殿村の介護老人保健施設トマトを訪れ、歌や踊りを披露した。
台湾からの安濃津よさこい参加は平成20年に始まり、同施設には翌年から来日チームが訪れている。コロナ禍で中断していた施設の慰問が四年ぶりに再開され、同校としては平成28年以来3回目の訪問となった。
日本語を学ぶ高校2、3年生34人が、数人ずつのグループに分かれて伝統舞踊やヒップホップダンス、日本語での寸劇などを披露。司会進行は生徒が日本語で行い「涙そうそう」などを日本語で歌った。最後に生徒が「いつまでもお元気で」などと日本語で書いたカードを手渡すサプライズもあった。
お年寄りらは手拍子をしたり一緒に口ずさんだりし、カードを眺めて「上手に書いてある」と喜んでいた。
葉家伊さん(16)は「年長者に楽しんでもらえるよう内容を考えた。緊張したが笑顔でできて良かった」と感想を話した。