(高雄中央社)三村申吾青森県知事は12日、南部・高雄市の陽明中学校を訪問し、同県産リンゴを贈るなどして交流を図った。13日には日本から台湾への修学旅行や台日の文化や経済、観光協力などを促進させたとして、北部・台北市で潘文忠(はんぶんちゅう)教育部長(教育相)から感謝状が授与された。
陽明中学は1993年に青森県むつ市の川内中学校と姉妹校関係を結んでおり、2019年には生徒や教員らが訪日して教育交流を実施。この日は陽明中学の生徒が、音楽の演奏や英語と日本語のあいさつで三村氏を歓迎し、来年青森県での交流に期待を寄せた。
また教育部(教育省)によると、台湾は17年から毎年専門高校の生徒と教員ら20人を青森県に派遣して農業技術交流を実施している他、19年には青森県から200人余りが台湾へ修学旅行に訪れたという。
潘氏は、三村氏の積極的な取り組みの下、台日間で美しい友情が結ばれたのはかけがえのないことだと指摘。今後も国の政策に合わせ、相互訪問や交流を続けたい考えを示した。