台湾・雲林の中学校、群馬県沼田市の給食センターとレシピ交換 日本のメニューを体験
台湾・雲林の中学校、群馬県沼田市の給食センターとレシピ交換 日本のメニューを体験

(雲林中央社)中部・雲林県北港鎮の県立建国中学校のセントラルキッチンは群馬県沼田市の学校給食センターと学校給食のレシピを交換し、28日、沼田市側から提供されたレシピで作った給食を提供した。生徒は日本風の給食に舌鼓を打ち、異国のグルメを体験した。

日本の給食センターとのレシピ交換は、学校給食に関心を寄せる非営利団体「大享食育協会」の取り組みの一環として行われた。建国中の方廷彰校長によれば、互いの給食を味わうことで、食材や調理法、提供の仕方などにおける台日の違いを知ってもらうのが狙い。

建国中でこの日提供されたのは、沼田市の郷土料理の豆腐めしや鶏肉のネギみそ焼き、和風コンニャクサラダ、だんご汁など。建国中から沼田市側には、カニみそ風粥や豚角煮サンド、東山鴨頭(アヒルの煮込み)、キャベツ炒めのレシピが提供された。

1年8組の生徒らは特に豆腐めしに興味津々で、台湾グルメのルーローハン(魯肉飯、豚肉のそぼろ飯)に見た目は似ているものの、甘みがあるといういつもとは異なる味わいに驚いていた。生徒らは給食がさらに国際化してほしいと話した。

また、生徒らはオンライン形式で沼田市の栄養士に感謝を伝え、日本の食文化について質問した。栄養士の女性は生徒の質問に丁寧に答え、コンニャクやみそなどの食材の日本語での読み方を教えた。

建国中のセントラルキッチンは同校の他、小学校3校と地域の高齢者食堂1カ所に食事を提供しており、1200人が日本風のメニューを堪能した。

(姜宜菁/編集:名切千絵)

出典:https://japan.focustaiwan.tw/society/202212280008
コンテストの趣旨がより明確に伝わるよう、公式サイトの画像を一部引用させていただくケースがございます。掲載をご希望でない場合は、お問い合わせフォームよりお申し付けください。