与那国の中国語学習者ら、台湾・花蓮市を訪問 地元の高校生らとも交流与那国の中国語学習者ら、台湾・花蓮市を訪問 地元の高校生らとも交流
 

(花蓮中央社)沖縄県与那国町の文化施設、DiDi与那国交流館で開かれている台湾華語(中国語)講座の受講生らが24日、東部・花蓮県花蓮市を訪問した。地元の高校で日本語を学ぶ生徒らと交流を図った他、市内の観光スポットを見学した。

花蓮市と与那国町は1982年に姉妹都市提携が締結され、深い結びつきがある。八重山や琉球、台湾にまつわる文化財の展示を行う同交流館では3年前から中国語講座を定期的に開催。交流館の小池康仁事務局長によると、約20人が受講し、中国語であいさつなどが言えるようになっているという。今回は交流館の関係者や特に熱心な受講生ら8人が訪台した。

市公所(役所)では魏嘉彦(ぎかげん)花蓮市長がタピオカミルクティーや地元の名産品を用意して来訪を歓迎。市公所でも日本語教室を開いていることに触れ「観光や交流推進の種を育て、姉妹都市との交流や語学、文化での相互学習の機会を増やせれば」と期待を寄せた。

交流館の関係者によれば、訪台したメンバーらは2日間花蓮に滞在し、その後台北を訪れる予定。27日に日本に帰国する。

(張祈/編集:齊藤啓介)

魏嘉彦花蓮市長(左)から記念品を受け取るDiDi与那国交流館の小池康仁事務局長
魏嘉彦花蓮市長(左)から記念品を受け取るDiDi与那国交流館の小池康仁事務局長