国父記念館を訪れた横浜中華学院の児童ら(国父記念館提供)
 

(台北中央社)神奈川県横浜市にある横浜中華学院の児童や生徒、教職員ら約40人が17日、中華民国の国父とされる孫文の記念館、国父記念館(北部・台北市)を訪問し、同館や孫文への認識を深めた。

同学院は1897年に横浜を訪れた孫文が、華僑の子弟育成のため設立を提唱した日本初の中華学校。生徒らは2015年から続く夏休みの台湾サマーキャンプの一環として訪問し、館内の孫文の銅像に一礼するなどした。

同館の王蘭生館長は、孫文が台湾に残した足跡と台湾への影響について、より理解してもらいたいと期待を寄せた。

サマーキャンプは新型コロナウイルスの影響で3年間中断していたが、今年再開。中国語の授業を受ける他、銘伝大学華語文教学学科(北部・桃園市)と協力し、文化体験プログラムなどに参加している。