観光振興の一環として県が台湾からの修学旅行の誘致を進める中、3日、台湾の高校生たちが県庁を訪れ、宮下知事と交流しました。
青森県を訪れているのは、台湾の台北市にある高校の生徒や教員などおよそ40人で、青森県には2日から訪れています。
3日朝、一行が県庁に到着すると、玄関で宮下知事や県の職員が「熱烈歓迎」と書かれた横断幕を持って出迎えました。
その後、応接室に場所を移し、宮下知事がりんごやホタテなどの県産品のほか県内観光地の季節ごとの魅力を紹介し、「今回の旅を楽しむとともに、帰ったあとも家族に青森の魅力を伝えて、また遊びに来てください」と呼びかけていました。
ことし1月から7月までの期間に県内に宿泊した台湾からの観光客は延べ3万3000人余りと、新型コロナウイルスの感染拡大前のおよそ7割ほどの水準まで回復しているということで、県では修学旅行の誘致などを通じて交流人口のさらなる拡大を目指しています。
訪れた台湾の高校生のひとりは「きのう見たアスパムがかっこよかった。青森ではりんごを食べるのを楽しみにしています」と話していました。
台湾の高校生たちは5日まで県内に滞在し、弘前市でりんごの収穫や農家の民泊を体験したのち、奥入瀬渓流の散策なども楽しむ予定です。