花蓮市の東大門夜市で射的を楽しむ与那国町の児童たち(花蓮市公所提供)



(花蓮中央社)沖縄県与那国町の小学校に通う6年生の児童らが修学旅行で東部・花蓮県花蓮市を訪れた。16日には夜市を巡り、台湾グルメに舌鼓を打った他、17日の市公所(役所)訪問時には、魏嘉彦(ぎかげん)市長から小籠包やタピオカミルクティーのもてなしを受けた。

花蓮市と与那国町は1982年に姉妹都市提携を締結している。今回花蓮を訪問したのは、与那国小と久部良小の児童や関係者ら。到着後には東大門夜市で臭豆腐や台湾風唐揚げを味わい、バスケットボールを使った玉入れや射的などのゲームに興じた。

市公所で児童と面会した魏氏は、来年には台湾と与那国を結ぶフェリーが試験的に運航されることなどに触れ、旅行客の移動利便性の向上に期待を示した。

児童の一人は、4年前に兄が修学旅行で花蓮を訪れ、台湾の食べ物に深い印象を残していたと話し、今回の訪問でようやく食べられたと喜んだ。

児童らに同行した与那国町教育委員会の寺村有美恵教育長によると、17日から2日間は花蓮県光復郷で地元の小学生と交流を図り、台湾原住民(先住民)族の文化に触れるという。