高雄でパフォーマンスを披露する京都橘高校吹奏楽部
(高雄中央社)マーチングバンドの名門、京都橘高校吹奏楽部が10日午後、南部・高雄市の道路上の特設会場でパフォーマンスを披露した。会場には約8万5千人の観客が集まり、手拍子や歓声が上がった。観客らは「素晴らしかった」や「かわいらしい笑顔は人の心を解かすようだ」などの感想を口々に語った。
メンバーは映画「ハイスクール・ミュージカル」の主題曲「We're All in This Together」を演奏しながら入場。他にもアース・ウィンド・アンド・ファイアーの「September」やジャズの人気曲「Sing Sing Sing」などを次々と繰り出し、観客を魅了した。
同部の演奏に先立って、市立高雄高や同高雄女子高、私立樹徳家商など市内5校のマーチングバンドやチアリーダーなども演技を披露した。
同市の陳其邁(ちんきまい)市長は、同部が活気に満ちたプロ級のパフォーマンスをもたらしてくれたとして感謝を示した。その上で、今回の企画や生徒間の交流を通じ、台湾と日本の友情がさらに深化し緊密になることを期待しているとした。
同部は昨年10月、国慶日(中華民国の国家の日)の祝賀式典でパフォーマンスを披露し、台湾で高い注目を集めた。今回の来台は9日から7日間。12日に台北市立第一女子高校(北一女)創立120周年記念イベントに出演する他、14日には国家音楽ホール(台北市)でのコンサートで演奏する。
(林巧璉/編集:田中宏樹)