( 岩手 NEWS WEB)岩手への修学旅行の誘致を県などが進める中、台湾の高校生が岩手を訪れ、16日、盛岡の高校生とダンスや満開のサクラを楽しみました。

岩手を訪れたのは台湾の台中市にある市立東山高校の1年生から3年生合わせて30人で、16日は盛岡中央高校で3年生およそ370人の歓迎を受けました。

迎えた盛岡中央高校の生徒会長、森山魅潤さんは「台湾で大きな地震がありましたが、このような大変な中、お会いできてうれしいです」と台湾の生徒たちを気遣いました。

東山高校によりますと台中市は震源からは離れていて、大きな被害はなかったということです。

そして盛岡の生徒が夏祭りのさんさ踊りを。

台湾の生徒もダンスを披露し、踊りで交流しました。

このあと盛岡の生徒が盛岡城跡公園を案内し、見頃を迎えたサクラの下で一緒に弁当を味わっていました。

県は去年、台湾の教員を対象に教育旅行のモニターツアーを行うなど岩手への修学旅行や教育旅行の誘致を進めていて、東山高校もこのツアーに参加し、今回の旅行につながったということです。

台湾の生徒は「初めてサクラを見て言葉にならないくらい感動しています。お互いの文化を知ることができてとても楽しいです」と話していました。

盛岡中央高校の生徒は、「英語圏ではない国の同年代と人たちと交流するのは初めてで緊張していましたが、SNSを通じた共通の話題もあり、楽しく交流できました」と話していました。