(台北中央社)京都橘高校吹奏楽部は10日、中華民国の建国記念日「双十国慶節」の祝賀式典に出演した。迫力ある演奏と華麗な演技を披露し、式典を盛り上げた。

一行は「Down by the Riverside」でリズミカルに行進しながら入場し、集まった観衆に笑顔で手を振った。広場の中央に到着すると、ぴたりと動きを合わせて「Fanfare for Tachibana」を高らかに響かせ、「剣士の入場」「愛の讃歌」「The Sing」などを相次いで披露。演奏しながらさまざまな隊形を繰り出し、「10月10日」を意味する2つの「十」の形も作り出した。パフォーマンスを見届けた蔡英文(さいえいぶん)総統は立ち上がり、生徒たちに手を振った。

今年は日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会が設立された1972年から50年の節目に当たる「台日友情50周年」。同校はこれに合わせて祝賀式典に招かれた。5日の台湾入り後、宿泊先のホテルやリハーサル中など至る所で大きな歓迎を受けた。

▽日華懇19議員も行進同校のパフォーマンスに続き、台湾を訪問している日本の超党派の議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)のメンバー19人が、日本との議員交流を進める台湾の議連「台日交流聯誼会」と共に入場。一行は日本と中華民国の国旗を大きく振りながら行進した。

▽京都橘、予行演習で台湾の生徒らと交流式典前日の9日、国家両庁院広場でリハーサルが行われ、京都橘高校は共に式典に出演する台北市立第一女子高校や暁明女子高校(台中市)のマーチングバンドと交流。それぞれパフォーマンスを披露し合い、プレゼントを交換するなどして親交を深めた。広場には3校の演技を一目見ようと、多くの人が詰め掛けた。 京都橘の生徒たちは10日、式典でのパフォーマンスを終えた後、帰国した。

(王宝児、游凱翔/編集:荘麗玲)


出典:https://japan.focustaiwan.tw/culture/202210100003
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