竹内さん(左)に補助してもらいながらマトリョミンを演奏する新荘高の生徒=中央区で


(中日新聞Web)日本を訪れている台湾・高雄市の新荘高校と浜松大平台高校(浜松市中央区)の生徒計約30人が30日、手をかざして音を出す楽器「マトリョミン」の演奏を体験した。世界最古の電子楽器「テルミン」の世界的奏者で、マトリョミンを開発した同区庄和町の竹内正実さん(57)が指導した。

 マトリョミンは、ロシアの民芸品マトリョーシカの中にテルミンの機能を収めた楽器。手をかざし、楽器が発する電波を繊細に制御して演奏する。

 竹内さんが演奏を披露した後、生徒たちがグループに分かれて体験。竹内さんのアドバイスを受けて練習し、最後には各グループの代表者がベートーベンの「歓喜の歌」を合奏して美しい音色を響かせた。