
( 栃木 NEWS WEB) 台湾の高校生がさくら市の高校を訪れ、日本の伝統文化の体験や、授業への参加を通じて県内の高校生と交流を深めました。
3日、さくら市のさくら清修高校を訪れた一行は、台湾の北部、新北市にある高校の生徒およそ40人です。
栃木県では将来的なリピーター客につなげようと、海外から日本を訪れる中学生や高校生の受け入れに取り組んでいて、その一環として県内の同じ年代の生徒たちとの交流を行っています。
台湾の生徒たちは、さくら清修高校の生徒たちと一緒に茶道や小倉百人一首などの日本の伝統文化を体験しました。
このうち茶道では茶道部の生徒が実際に抹茶でお茶をたてたあと、台湾の生徒が飲む前に器を回すといった作法を教わりながら味わっていました。
この後、日本と台湾の生徒が2人1組になって授業中の学校を巡り、体育の授業に飛び込みで参加した台湾の生徒は、バドミントンや卓球で交流を深めていました。
初めて日本に来たという台湾の女子生徒は「みなさんと一緒に授業を体験できて楽しかった。日本に留学して、日本語を学びたい」と話していました。
さくら清修高校の2年生の女子生徒は「ことばの違いがあって大変だったけど、貴重な経験ができました。もっと日本を知ってもらえたらうれしい」と話していました。
台湾の生徒たちは大田原市の農家で民泊を体験し、4日は埼玉県に向かうということ